アシェル八事は、様々な理由で進学を諦めざるを得ない状況にある若者や、就学の継続が困難な学生に安定した生活を提供する学生寮です。
「アシェル」とはヘブライ語で「幸福な/祝福された」という意味です。
アシェル八事は、わっぱの会(社会福祉法人 共生福祉会)が運営しています。わっぱの会は1971年に発足し、「障害者をはじめとした社会的に排除された人と共に働き、共に生きる社会をつくる」ことを目的として活動をしています。
わっぱの会は、この度、名古屋市・八事で社員寮として使われていた物件を〈休眠預金活用事業「住宅困窮者支援事業」〉の助成金を活用して購入しました。
名古屋市・八事は近隣に大学や専門学校がある名古屋でも有数の学生の街です。
住宅に困窮する方の住まいを確保するために購入したこの物件をどのように活用するべきかと考えた時、児童養護施設や里親のもとで暮らす社会的養護の子どもたちが、その保護を離れた後に困難な状況に置かれている状況を知ることとなりました。
社会的養護を離れた若者のみならず、家族との関係や家庭の環境によって自宅が安心した場になっていない学生もいることも、大学関係者から知らされました。
2022年4月から、この建物をアシェル八事と名づけ、困難な状況に置かれた若者が安心して生活ができる学生寮として運営を開始いたします。